ノルバスクOD錠 新発売

ノルバスクOD錠が発売されました

今日ファイザーのホームページにプレスリリースがアップされてました。

 持続性Ca抗薬 口腔内崩壊錠「ノルバスクOD錠」新発売

ようやくの発売ですが、市立病院では採用予定はないそうです。

ちなみに味は強いハッカ系で若干後味に苦味*1がありました。

アムロジピン後発品の動向

アムロジピンの後発品も発売されましたが、スズケンのMSいわく、先発組(田辺三菱・明治など)はブランド力を、後発組(沢井・大洋・日医工など)は価格*2をそれぞれアピールして棲み分けを図っているようですが、特に突出したメーカーはなく各社ダンゴ状態みたいです。

ちなみに「明治」「ケミファ」「エルメッドエーザイ」の三社は添加物まで先発品に合わせているのが売りのようです。

OD錠の後発品

東和薬品一社のみがOD錠の後発品を発売するようです。

噂ではOD錠の製造工程に特許が残っているとかいないとかで、よくある特許侵害の訴訟沙汰になるのでは?との危惧もありましたが、ファイザーのMRいわく、今のところそのような訴訟絡みのことは聞いていないとのことです。

ノルバスクOD錠は今日発売ですが、アムロジンOD錠は以前から発売されて少しはシェアを確保していると思いますので、うまくいくと東和薬品の一人勝ちかもしれませんね。

ムコダイン錠500mgに対するメチスタ錠500mgのときもそうでしたが、東和薬品はピンポイントでニーズを捉えるのがうまいなぁと思うのです。

*1:アムロジピンの原末自体が苦いので仕方ないようです

*2:薬価は全て同じなので卸への納入価格で差別化しているようです。この影響は2年後の薬価改定に確実に跳ね返ってきますね