こんにゃくゼリー、再び。

被害が減らない

asahi.com(朝日新聞社):こんにゃくゼリー、また幼児死亡 対策取られず17人目 - 社会

国民生活センターは30日、兵庫県男児(当時1歳9カ月)がこんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせる事故が7月にあり、9月20日に死亡したと発表した。こんにゃくゼリーは子どもや高齢者には窒息の危険があるとされ、95年以来の死者はわかっているだけで17人となった。規制する法的な枠組みがないとして抜本的対策がとられず、被害が広がっている。

幼いこどもが犠牲になる事件は心が痛みます。

おかしな方向に…

痛いニュース(ノ∀`):“こんにゃくゼリーで男児死亡”受け、販売禁止要請を検討…野田聖子氏

野田聖子消費者行政担当相は30日午前の記者会見で、新たに兵庫県男児こんにゃくゼリーをのどに詰まらせて死亡したことを受け、販売禁止措置を農林水産省に働き掛けるかどうか検討する考えを明らかにした。

野田氏は「痛ましい事故だ。諸外国がどのような措置を取っているか調べているところだ」と述べた。再発防止も重ねて要請していく意向も示した。

こんにゃくゼリー全面禁止みたいな、ちょっとおかしな方向に話が進みそうです。

よく考えてみよう

「こんにゃく入りゼリー」よりものどに詰まって死亡した件数が多い危険な食べ物ベスト10 - GIGAZINE

つまり、「65歳以上の老人と1歳〜4歳の乳幼児にもち・パン・ご飯・すし・あめ・だんご・おかゆ・流動食・カップ入りゼリー・ゼリー・しらたきを食べさせると窒息死する可能性が高い」ということをより周知徹底することが先決であり、「マンナンライフ」に圧力をかけて「蒟蒻畑」を発売禁止にするのはお門違いです。「こんにゃく入りゼリー」を発売禁止にしても何も問題は解決しません。

なお、「こんにゃく入りゼリー」がことあるごとに叩かれて、「もち」などがあまり問題視されないのは、その食品が登場してからの歴史の違いにも原因があると考えられます。「正月に雑煮のもちをのどにつまらせて死亡」という黄金パターンのように、危険性がまだまだ周知されていないためであると推測されます。そのため、「こんにゃく入りゼリー」についてメーカーができることは、まさに地道な周知徹底作戦だけだと思われます。

こんにゃくゼリーだけを責めるのは、やっぱりおかしいですよね。

そういえば、うちの店のこんにゃくゼリーの売り場はどうなってたんでしょう?
また、『ご注意くださいPOP』を付けなさいと本部支持でもきてるのでしょうか?