ヤマアラシのジレンマ

景気が悪い


サブプライム問題からリーマンの破綻と、世界的に景気の悪化が懸念されている今日この頃ですが、こちらの業界も色々大変なようです。

最近は、卸のMSがみんな口をそろえて「厳しい、厳しい」と言っています。

私の店ではそれほど感じないのですが、世間一般では、景気低迷、物価上昇に続き、後期高齢者制度の登場によって、受診抑制が進み、かなり患者数が減っているようです。

卸の業務提携などの話題が多いのも、この局面をなんとか打開したい思いがあるのでしょう。

ジレンマ


しかし、よく考えてみると、医療機関が儲かる、つまり患者がたくさん来るということは、それだけ医療費がかかるということになります。
医療財源は有限ですから、医療費が高騰すると増税などの措置を取られる可能性も高くなり、結局は、自分たちの暮らしにも響いてきそうな気配です。

難しいです。

セルフメディケーション


そうならないためにも、セルフメディケーションが今後ますます重要になると思うのですが、バナナダイエットのような情報でバタバタしてしまっている現状では、真の意味でのセルフメディケーションが認知されるにはもう暫く時間がかかりそうです。

もちろん、そのためのドラッグストアの果たすべき役目も重要性を増すでしょう。

ドラッグストアの薬剤師はもっと使命感を持って仕事に臨まないといけません、と自分に言い聞かせてみました。