読書週間 ( 雑学編 )

雑学っぽいのもあり


今すぐ使える知識ばかりに偏って本を読むのもいいですが、たまにはもっと視野を広げてみるのもいいものです。
すぐに披露できる小手先のテクニックばかりを身に付けるよりも、意外なところで意外な発見があったりするのも読書の醍醐味です。

遺伝子学の名著

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>

遺伝子系では世界的にかなり有名な本ですが、ボリュームもハンパないので、ある程度気合を入れないと読めないかも…。

近い将来遺伝子治療がスタンダードになるとか、ゲノム解析がどこまで進んだなど遺伝子にまつわる話は最近多いようですが、この際、一度遺伝子について詳しく勉強してみるのもありですね。
私は遺伝子についてはそれほど詳しく知りませんが、本書には遺伝子というより「人はなぜ生きているのか?」みたいなある意味哲学的な問いに近い内容もあり面白かったです。大学で遺伝系をちょっとかじった人ならもっと違った感じ方をするのでしょうか?

面白い本とはこういう本

迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか

迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか

ここ最近で最も知的好奇心を刺激してくれたのが本書です。医療系で本を読んでて面白いというのはこういうことなのだと、この本を読んであらためて思いました。教科書に書いてあることが全てじゃないのです。若いうちにこそ、このような本をたくさん読むべきだと思います。

偉大な先人達

自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝

自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝

偉大な発見の裏には必ず何らかのエピソードが付き物です。それはあまりにも荒唐無稽な話に思えるかもしれませんが、きっとそういうものなのでしょう。事実は小説より奇なりといいますが、本書はまさにそんなネタの総集編です。