薬物乱用防止指導者協議会全員集会


薬物乱用防止指導者協議会全員集会という長ったらしい名前の講習会で地元所轄の暴力犯・薬物・銃器犯担当係長からお話を聞いてきたのでメモメモ…。

全国的な薬物事件の状況

  • およそ75%が覚せい剤関係で、年間15000件ぐらい検挙している。
  • その他25%が大麻、麻薬、向精神薬、コカイン、ヘロイン、アヘンなど(検挙数もだいたいこの順番)
  • 薬物事件のおよそ半数が暴力団絡みで、いまだに資金源とて活用されている。
  • 山口組は薬物はご法度」などと言われているが、それは使用に限った話で、売買は行っていると思われる。

購入場所は最近はコンビニの駐車場等が多い。

被疑者の特徴

  • 平気で他人を売る。
  • 自分のことは棚に上げて、「自分もやったけど、あいつもやってた」など。
  • 警察にとっては楽な相手。

MDMAについて

  • 今後、確実に増えてきそうな気配。
  • 錠剤の形をしているが、噛んでもOKでラムネ菓子みたいな感じ。
  • また、価格も覚せい剤より安いため、低年齢化が心配。
  • 錠剤の刻印は三菱やトヨタ、コカコーラといったメジャーなマークからニコちゃんマーク、無刻印まで様々なものがある。

最近の傾向

  • 昔は覚せい剤などの販売ルートのほとんどは暴力団絡みであったため、「一度購入するとその後の付き合いが面倒」という思いが抑止力となっていた。
  • 最近は外国人の売人が多く、その場限りの付き合いということで購入しやすくなっている。
  • 携帯電話やインターネットなどの発達もハードルを下げている一因。
  • 顧客の電話番号が複数入った携帯電話が闇ルートで売買されることもある。

まとめ

低年齢化はこどもを持つ身としては他人事と思えない。中途半端に高校生の小遣いぐらいで買えてしまうのがいかんね。「薬はアカン」ばかり連呼するだけじゃなくて、何か違う手だても必要かも。こういうときこそ学校薬剤師の出番か?