体温計の種類 ― 実測と予測について ―
体温計には2種類ある
少し前に社内で話題になってた体温計の話ですが、このあたりで一度まとめてみます。
体温計には大きく分けて、「実測式」と「予測式」という2つのタイプがあります。
実測式とは
実測式では、測定部位の温度を従来の「水銀式温度計」と同じように測ります。
これ以上上がらない温度(平衡温)に達するまで長時間かかることが難点でした。*1
予測式の方が温度が高い?
「(実測式に比べて)予測式の数値の方が高い気がする」という質問が稀にあるそうです。
これはおそらく実測式で3〜5分測った値と比べているのが原因みたいです。
つまり、実測式ではワキ下で平衡温に達するまで10分程度かかるのに、その半分の5分程度で中断してしまい、その結果、体温が少し低めに表示されてしまう。
それに対して、予測式では、30秒ほどで平衡温の予測値を表示するので、前述の短時間しか測っていない実測式に比べると、比較的高く表示されるようです。
実測式で10分も待てない人は積極的に予測式を利用して方がよさそうですね。
また、お客さんの中には、このような違いを知らない方もみえると思うので、商品の近くに説明POPなどを掲示することは、とても有意義だと思います。
参考サイト
体温計に関するQ&Aでは、下記のサイトが役立ちます。
電子体温計:よくあるご質問Q&A【シチズン・システムズ株式会社】
また、実測式と予測式に関する詳しい情報は、下記のサイトが勉強になります。