最近の薬剤師会で気になる3つのキーワード

スポーツファーマシスト


いよいよ来年から研修開始して、2010年春に認定証を発行するみたいですね。
そのための『基礎講習』が来年度行われるようですが、東京・大阪で各1回の講習らしいです。必ずどちらかに参加しなければならないようですので、遠方の方には厳しいかも。ちなみにこれは薬剤師会の研修会で聞いたんですが本当なんですかね?これじゃ都市部に集中してしまうと思いますが…。

あと『基礎講習』ともう一つ『実務講習』というのがあるそうですが、これは各都道府県で実施するそうです。

この2つの講習に参加しないと認定されないそうですので、それなりに意欲がある人じゃないと簡単にはなれない感じですね。

ドーピングといえば、オリンピックなどでのトップアスリートによる不正なものというイメージが強いですが、意外と、知らずに飲んだ風邪薬でひっかかってしまうような「うっかりドーピング」が多いようです。薬剤師の腕の見せ所ですね。

大規模災害


地震などの大規模災害が起こった時の緊急連絡網をどうするか、地域でどこの薬局が緊急対応するか、など問題が山積してます。今日の研修会もこれがテーマだったんですが、ホント大変ですよ。

そういえば、以前、震度5強地震が起こったときに、災害対策マニュアルに従って、薬局の被害状況報告を所定の様式に記入して保健所へFAXしたら、数が多すぎて保健所のFAXがパンクしたらしいです。そのため、今後は薬剤師会である程度、情報を取りまとめてから保健所へFAXすることになったとか。やっぱり何事も実際にやってみないとわからないことが多いもんです。

6年制薬学生の実務実習


先日、薬剤師会の学生実習受け入れ委員会に参加して話を聞いてきました。色々勉強になったのですが、やっぱり薬剤師会は個人薬局の集まりという印象が強いですね。まぁこれまでも、これからもそういう位置付けなのでしょうけど。

個人的には、これからの学生実習の受け入れ先にはもっとドラッグストアを入れた方がよいと思います。正直、設備や取り扱いアイテム数などのハード面では圧倒的に個人薬局を凌いでますし、人材等のソフト面も一定レベル以上のマニュアル化が進んでいますので、大きな混乱もなく受け入れることができると思うのです。

いまだに「ドラッグストアの学生実習」=「人材確保のための学生の青田刈り」といった非難の声もあり、またそういう面もなきにしもあらずですが、それでも今後、ドラッグストアはもっと学生実習に関わるべきです。そして薬剤師会ももっと積極的にチェーン薬局に協力を要請して、お互いが力を合わせて学生のために最高の実習をしようと思わないと!なんて思う今日この頃です。