研修会

薬事法改正の13のポイント

あと3日 いよいよカウントダウンが始まった感じの薬事法改正。今日の薬剤師会の研修会も当然この話題である。もうすでに日薬や各都道府県薬から様々な資料が届いていると思うが、本日研修会でもらった資料を基にあらためてポイントを確認しておこう。 改正…

薬事法改正に伴うOTC販売への影響

そろそろ本格的に準備しなくちゃ! 6月1日に一部改正される薬事法ですが、確実に決まっている部分が少なく、どうも曖昧なようです。うちの薬剤師会からも代表の先生が日薬の会議に出席しているのですが、まだハッキリしないとのこと。なかなか気を持たせて…

今そこにあるアトピー

先日、薬剤師会の研修会で、市立病院の皮膚科医師による「アトピー性皮膚炎」に関するものがありました。 アトピーの基本 アトピーとは、皮膚のバリアー破壊・障害によって、アレルゲンなどの侵入や水分の消失(皮膚の乾燥)を引き起こす病態です。 塗布量の…

腰が痛いとか気にするな

腰痛患者の割合 日本人の10人中7人は腰痛であるという説もあるように、腰痛というのは非常にポピュラーな疾患です。 また、医学が発達しているにも係わらずこの割合は年々増加傾向にあります。ちなみにアフリカの狩猟民族には腰痛はないそうですので、現代病…

最近の薬剤師会で気になる3つのキーワード

スポーツファーマシスト いよいよ来年から研修開始して、2010年春に認定証を発行するみたいですね。 そのための『基礎講習』が来年度行われるようですが、東京・大阪で各1回の講習らしいです。必ずどちらかに参加しなければならないようですので、遠方の方に…

喫煙はなぜ悪いのか

依存形成と離脱症状 “ニコチン依存症”という病名があるように、タバコはその依存性が深刻な問題となります。他の依存性薬物に対して、離脱症状(身体的依存)や急性毒性が比較的強くないため、軽視されがちですが、依存性(心理的依存)や健康被害の度合いは…

そろそろ新型インフルエンザについて一言いっとくか

ちょっと前の薬剤師会研修会で、保健所から新型インフルエンザの話がありました。 その後、自分でも本を読んだりしたので、まとめてみます。 想像できない世界 これまでも、TVや新聞等で、新型インフルエンザに関する報道がたびたびありましたが、個人的に…

ニコチンパッチ

数字の意味 ニコチネルTTSの最後に付いている“30”や“20”といった数字は、パッチの面積を表すもので、ニコチン量ではありませんが、誤解されている方も多いようです。また、パッチに含有されたニコチンの全てが吸収されるわけではなく、体内に入るのは…

計数調剤におけるリスクマネジメント

少し前のものになりますが、薬剤師会の研修会であった某チェーン薬局のリスクマネジメントの発表をメモしときます。 計数調剤のマニュアル化 作業手順書という形で計数調剤時に注意すべき点をまとめていました。 その方法は、調剤者がマーカーを用いて、下記…

レセプトオンライン化について

未確定要素が多い 来年4月にはレセコンを使用している全ての薬局がオンライン請求しなければならないという状況なのに、この7月下旬でも未確定要素が非常に多いようです。 果たしてこのまま4月を迎えて大丈夫なのか、とても心配になりました。また、話の…

医療安全対策委員会レポート

リスクマネジメント 高リスク薬の中でも、特に“インスリン製剤”と“抗がん剤”については要注意。 インスリン製剤 これまでは入院中にインスリン製剤について十分な薬識を得てから、院外の調剤薬局に来る患者が多かったが、今後はインスリンの外来導入が増える…

子宮内膜症と治療用ピル

子宮内膜症(Endometriosis)とは 子宮の内腔以外の場所に子宮内膜細胞が生育している状態で、そこで本来の子宮内膜細胞と似たような活動をしてしまう病気。*1 つまり、ホルモンの影響を受け、発生した場所で増殖し、月経時に出血したり剥がれ落ちたりする。…

認定実務実習指導薬剤師養成講習会

今どきの学生像 今どきの医療職学生は自分のことを 「まだまだ大人だと思っていない」 と思っているものが多数を占める。 ただし、教える側のものがそこに合わせることはなく、必要に応じて学生を大人として扱っていくことも大事である。 例 : 授業の進行を…

抗血小板薬について

脳の特異性 脳が肺や肝臓、腎臓などの他の臓器と大きく異なる特異性は、左右で役割が違うことである。 即ち、左脳では言語などの“知識”を、右脳では“情動”や“空間認知”などを担っている。これにより、脳梗塞は発生した場所によって、症状が異なるという性質…

平成20年度調剤報酬改定について <追加次項>

今回の調剤報酬改定のポイント 1.後発医薬品の使用促進 2.休日・夜間対応の強化 3.在宅医療・高齢者医療への対応強化 特に,1 の後発医薬品の使用促進に関しては,厚労省も相当の危機感を持って臨んでいる。 2年前の改定に続き,今回の改訂でも後発医…

保健所による薬事関係申請先の変更及び薬事監視について

薬事関係申請書等の提出場所の変更について これまで三重県が担当していたもののうち,いくつかが四日市市へ権限委譲されたため,薬事関係の申請書等の提出先が変更になっていることがあります。 四日市市内の薬局の薬局開設や処方せん枚数,毒劇物,高度管…

喘息治療におけるβ2刺激薬の役割

β刺激薬の投与経路の変遷 20年以上前の過去のデータでは,β刺激剤というと経口薬か吸入薬かという 2つの選択肢しか存在せず,またその結果(改善率・副作用など)はいずれも吸入薬の方が良好であった。その後,ドラッグデリバリーシステム(DDS)の開…