児玉会長キツイっす…でも頑張ります!

キツくない?


私も日本薬剤師会の会員ですので、その会長である児玉氏の年頭所感はじっくりと拝見致しました。でも冷静に冷静に考えると、これってかなりキツイですよね。

年頭所感のまとめ

  • 後発品の使用促進は、薬局の経営を厳しくしていくが、それでも頑張って後発品の使用促進のための努力をしてください。
  • 薬局は「医療提供施設」なんだから、積極的に在宅へも参加し、休日夜間の対応もお願いします。
  • 忙しくてもワークショップに参加し、来年から始まる長期実務実習の準備も怠らないでください。
  • ネット販売等の規制緩和には抵抗しますから、調剤だけでなく一般用医薬品の販売にも手を抜かないでください。

無理矢理まとめると、こんな感じでしょうか?

過渡期に働く私たち


どうしてキツイと感じたのかなぁと考えてみると、今って薬剤師として働く上でのインセンティブが不足してますよね。
少し前までは、調剤もドラッグストアもすごいバブルで潤ってて、独立しても頑張れば何かしらのいいことがあったような気がします。また逆に将来は、きっと薬剤師の(専門的な?)地位も向上していて、儲けだけでなく、医療人として働くことが誇りとなり、動機となっていくでしょう。*1
そう思うと、今はちょうど過渡期なのかもしれません。処方せん受取率70%という一つのゴールには確実に向かっていますが、それはあくまで数字上のゴールであって、国民の期待がついてくるのは、もう少し先になると思います。

前向きに、全てに感謝を


ネガティブに考えてばかりいても仕方ないので、前向きに行くしかありません。
今年は、薬学部の学生実習が基本的に行われないという珍しい年です。いつも忙しい合間で学生の相手をしていたことを考えれば、今年は例年よりも自己投資に充てる時間が増えてるはずなんです。この時間を有効に活用して来年以降につなげていきましょう。
また、一般用医薬品販売制度が変わることは、とても大きなパラダイムシフトです。メディアなどを通して、世間の注目が私たちの行動にそそがれます。こんなチャンスはなかなかないですよね。薬剤師の存在感を見せつけていきましょう。

そして何より、薬剤師としてこんな激動の年を迎えることができる自分の運命に感謝です。

*1:かなり楽観的すぎる考え??でもその頃には6年制の卒業生も多いだろうし、少しは世の中も変わってるかも…と思いたい。