ねじれ 医療の光と影を超えて

最近こんな本を読みました


ねじれ ―医療の光と影を越えて

ねじれ ―医療の光と影を越えて

医療過誤を題材にした本なのですが、こういう系の本は何度読んでもいつも考えさせられます。患者側からの視点、医療従事者側からの視点など複数の視点で、現在の医療の問題点を分析しています。

医師の起こす手術絡みの医療事故と、調剤薬局で起こる調剤過誤・事故を一概に同列に考えるわけにはいきませんが、大きな意味で人の健康に関与する医療行為というくくりで考えると、対岸の火事とは考えられません。ちなみに薬局の調剤事故などだけで、こういう一冊の本になってるのってないものですかね?もしかして、それがないのは薬局がまだ医療提供施設、すなわち医療の現場としてとらえてもらっていないからでしょうか?

他に読んだ本


後期高齢者医療がよくわかる

後期高齢者医療がよくわかる

イラストが豊富で、かつ薄い本なので、サラッと気軽に読めます。それでいて、内容はしっかりしてるので、この春から働き出す新人の教育用なんかに最適かも。


変身 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)

ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

流星の絆」が本屋大賞にノミネートされた記念に東野圭吾を2冊ほど読みました。


上京ものがたり

上京ものがたり

営業ものがたり

営業ものがたり

毎日かあさん」でおなじみの西原理恵子です。つくづく濃い人生歩んでる人だなと思う。


“It(それ)”と呼ばれた子

“It(それ)”と呼ばれた子

ただただキツイ。それ以外何も言えない。でも、きっと児童虐待の現場では、これがフィクションじゃないんですよね。信じられないことですが…。


新釈 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇

微妙につながりを持った短編集。表題にもなってる走れメロスが一番面白かった。やっぱり森見は面白いなぁ。