今後のOTCの動向を勝手に予想してみた

OTC市場調査の結果が出てた


ちょっと前の記事ですが、株式会社富士経済がOTCの市場調査結果についてまとめたものが出てました。


たしかに先日「ストパン」の紹介に来た大正製薬も「リアップX5」にはかなり自信ある様子でした。しかしリアップもそうですが、今年6月以降は薬事法改正の影響がかなり出ると思われますので、来年以降の予想は正直難しいですね。

第一類は薬剤師の対面販売しかできなくなりますので、緊急性がなく利便性を求めるお客さんは第二類や第三類を購入するかもしれません。*1また、第二類、第三類に関しては、ドラッグストア以外のコンビニやホームセンターなどの異業種からの新規参入組が、どのような戦略で拡販していくかによっても売り上げが変わってきそうです。

ただ今後の大型新商品はほとんどが第一類になると思うので、これらの動向がカギを握ることになるでしょうね。

最近のスイッチOTC候補


そこで、気になる第一類OTC医薬品ですが、今後も続々と出てくるのは間違いないわけです。どのあたりが出てきそうかというと、このあたり。

ステロイド点鼻薬や抗アレルギー内服薬といった『抗アレルギー系』、NQ系抗菌薬やヒアルロン酸、抗アレルギーなどの『点眼薬系』が今後、第一類を発売し伸びていきそうな分野といえそうです。

エパデールSもスイッチ化が決定したようですが、このようないわゆる『生活習慣病系(?)』はまだまだOTCで治療するという概念が定着しない限り苦戦すると思います。なんたって価格も高いでしょうし、何より日本には国民皆保険という素晴らしい制度がありますから。

まずはボルタレンに注目


このように色々と第一類のスイッチ候補はたくさんありますが、まずは今年度の第一弾として来月にはボルタレンテープ及びゲル、ローションがスイッチOTCとして発売される予定です。フェルビナクがグングン伸びてる市場でどれぐらい売れるのか、要注目ですね。

*1:ガスターが欲しかったけど、薬剤師の話を聞くのは面倒だからセルベールでいいや」みたいな人が出てくるかも…。