ファンギゾンシロップの供給が制限されてるらしい

力価が届かない!?



珍しくブリストルのMRが薬局に来たと思ったら、こんなニュース。

ファンギゾンシロップ100mg/mL の供給について(pdf)

製造した商品の力価が、どれも規格を下回るという異常事態らしい。ちなみに現在市場に出ている商品は、全て適合品らしいので回収とかはないらしい。

無知でスイマセン


回収は仕方ないこととして、どっちかというとこの部分に驚いた。

本剤の効能又は効果は、「消化管におけるカンジダ異常増殖」であり、また用法及び用量は小児についてのみ設定されております。


えぇー!!
そうだったの!!

いや、うちでファンギゾンシロップ出てるのってみんな成人患者なんだよね。

本剤は一般的に口腔カンジダ症に使用されておりますが、免疫抑制剤を投与する臓器移植や骨髄移植等強力ながん化学療法時の消化管殺菌にもご使用いただいております。

そうそう、こういう感じ。
でも、たしかに添付文書の用量用法欄には小児用の文言しかない。「大人は黙ってカプセルを飲め」ってことか。まぁひとつ勉強になった。

処方について物申す


ちょうどいい機会なのでファンギゾンシロップの処方についても一言物申したい。
1本24mLっていう中途半端な瓶だから、その辺も考慮してほしいのだ。
『4mL分4 14日分』とかマジでやめていただきたい。薬局のワガママと言われようと、どうかお願いします。
MRさんもこのあたり(1本24mLの瓶なんですってところ)をもっと医師にアピールして下さい。お願いします。