棚卸

半年に一度の棚卸

今日は調剤室の棚卸をしました。

今回はエクセルの棚卸データにVLOOKUP関数を応用してみたのですが、これが予想以上に早そうです。
これでフォーマットになる表ができたので、次回はもっとスムーズに早くできるかもしれません。

思い出したこと

今回、新たな方法を導入して棚卸業務がスムーズになって、昔読んだある記事を思い出しました。


「弁当の買い出し」でPCの面白さに目覚めた――あとで行く・石原淳也さん 【 ITmedia Biz.ID 】

「プログラムを書けば自分の時間が増え、増えた時間でまたプログラムを書くことができます。そうするとまた自分の時間が増えます。本当の仕事ってそういうことなのだな、コンピュータはこう使うんだな、ということをそのとき理解しました」


私はドラッグストアの薬剤師であり、プログラミングなんて縁のない環境のようですが、ちょうど仕事上よく使うエクセルやマクロを知って興味を持ち始めた時期だったので、この言葉は個人的にとても共感し、感銘を受けました。

もう1年以上も経ちますが、今でもこのことを意識して仕事をしています。

トヨタの“カイゼン

業務の効率化という点では、トヨタの“カイゼン”も有名ですが、トヨタのスゴイところは『“標準化”した直後からそれは“カイゼン”の対象となる』ところだと思います。

カイゼン”の真似事は、きっとどこの企業でもやっていますし、各個人の業務の中で創意工夫を重ねていることもあると思います。
そして、何か良い“カイゼン”ができたら、それを水平展開して“標準化”するのも当然行われているでしょう。

ただし、多くの企業が“カイゼン”→“標準化”で満足するところを、トヨタは無限ループのように“カイゼン”を重ねているのです。

日常業務からもう一歩踏み出す意識

棚卸は半年に1回の頻度ですが、ちょうど忘れかけた頃に行うような感じです。
気を抜くと、延々と業務の効率化が進まないことにもなりかねません。

また、棚卸以外の日常業務も同様に、意識しないとなかなか“カイゼン”は進まないものです。

そのようないつも同じルーチンワークを行うことから一歩踏み出して、新しい方法を考え出すことはとても大事だと思います。

そして、それが達成されたとき、これが『本当の仕事』なんだと思えるのではないでしょうか。