だから私は本を読む
今日から読書週間
読書週間をご存知でしょうか?
読書週間(どくしょしゅうかん)とは、10月27日から11月9日までの2週間にわたり、読書を推進する行事が集中して行われる期間。
今年はちょうど月曜からスタートという区切りのいい年です。
本を読み出したきっかけ
私が本を読み出したきっかけは、入社当時に一緒に働いていた方の影響が大きいです。
当時、私は“日経DI”や“ファーマビジョン”など薬局に届く雑誌類と、あとは自分でたまに購入した薬の勉強のための本を読む程度でしたが、一緒に働いていた先輩薬剤師*1から、もっと幅広く本を読んだ方がいいと教えてもらいました。
いわく、「薬の勉強も大事だけど、これから管理薬剤師や、さらにその上を目指すんだろう。だったらそうなる前に、マネジメント系等、薬以外で学ばないといけないことはたくさんあるはず。薬剤師はどうしても視野が狭くなりがちだから、もっと積極的に他分野の勉強をしなくちゃいけないよ」とのこと。*2
また私の場合、もともと父が本好きで、実家のリビングの壁一面が本棚だったり、小さい頃から本ばかり読まされていたりしたので、読書に抵抗なかったのも大きかったと思います。
読み始めてから感じたこと
本を読むということは、単純に今まで自分になかった知識を得ることだと思います。*3この何かを得るということが大事なのです。
ジェームス.W.ヤングは著書「アイデアのつくり方」の中でこう述べています。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。
つまり、全くの無から何かを生み出すことはほとんどありえないことで、多くの人は何か元になるアイデアを利用して新しい何かを作り出しているということです。
では、その元になるアイデアはどこにあるのかというと、本なんですよね。
最近では「今はネットの方が便利だし…」という方もみえるかもしれません。たしかに、ネットは最新の情報を得るには効率的ですが、何か一つのテーマを系統立ててまとめて得るには、断然本の方が優れていると思います。
読書週間から始めてみよう
周りの方の読書状況等を見ていると、過去の環境が結構大きいような気がします。幼い頃から読書に慣れ親しんでいるような方は、本を読むことに対してほとんど抵抗を示さないのですが、あまり本を読んだことのない方は、何をきっかけに何から手をつけたらいいのかわからないといった感じがします。
もしうまくきっかけを見つけられない方がいたら、この“読書週間”をきっかけに読書を始めてみてはいかがでしょうか?