パブロンの見分け方

毎年恒例です。


当たり前ですが、冬は風邪薬が売れます。そして毎年恒例のようにパブロンの見分け方を覚えようと思い、もしくは覚えて、すぐに忘れていく私です。
そこで、今年は忘れないように、ここにメモっておこうと思うのです。

パブロンシリーズ成分比較

成分 パブロンゴールドA パブロン パブロンSゴールド パブロンエース パブロンエースAX
グアイフェネシン 41.67mg(3包中125mg) - - -
塩酸ブロムヘキシン - 4mg 4mg 4mg -
アンブロキソール塩酸塩 - - - - 15mg
ノスカピン - - 16mg 16mg -
塩化リゾチーム 20mg(力価) 20mg(力価) 30mg(力価) 30mg(力価) -
アセトアミノフェン 300mg 300mg 300mg - -
イブプロフェン - - - 150mg 150mg
アスコルビン酸(ビタミンC) - - - - 166.7mg(3包中500mg)
マレイン酸カルビノキサミン 2.5mg 2.5mg 2.5mg 2.5mg -
クロルフェニラミンマレイン酸 - - - - 2.5mg
リン酸ジヒドロコデイン 8mg 8mg 8mg 8mg 8mg
dl-塩酸メチルエフェドリン 20mg 20mg 20mg 20mg 20mg
無水カフェイン 25mg 25mg 25mg 25mg 25mg
ビスイブチアミン(ビタミンB1誘導体) 8mg 8mg 8mg 8mg 8mg
ビタミンB2 4mg 4mg 4mg 4mg 4mg

で、違いは?


とりあえず、『ゴールド』が定番で、去痰・咳関連を強化したのが『S』、そこからさらにのどの炎症を抑える成分を強化したのが『Sゴールド』、『エース』になるとアセトアミノフェンイブプロフェンに変わり、『エースAX』ではアンブロキソールとビタミンCまで入ってきます。

こうして見ると、『ゴールド』ってかなりショボイです。価格が安いし、昔からおなじみのため、よく売れるのでしょうけど。ちゃんとした接客販売をすれば、もう少し上位ランクのものを購入しようという気になるはずですね。

今年の新商品


今年はここにもう一つ新商品が加わりました。
パブロン50』です。

ちなみに成分は下表のとおり。

成分 パブロン50
アセトアミノフェン 300mg
グアヤコールスルホン酸カリウム 83.33mg(9錠中250mg)
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 16mg

ヒスタミンも、リンコデも無配合なのがウリだそうです。たしかに眠気や便秘の副作用がないのはいいことだけど、はたしてこの処方はどうなんでしょう??
これなら『タイレノール』と適当なトローチを併用した方が早いような…。う〜ん、効きめはいまいちだと思うんですけど、売れるんでしょうか?